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現在流通している国内産鶏肉を大きく区分すると「ブロイラー」、「銘柄鶏」、「地鶏」の三つに分けることが出来ます。
平成23年度では、国内産鶏肉のほとんどを占める「ブロイラー」の4割強が「銘柄鶏」、「地鶏」は国内産鶏肉の僅か1%強を占めていると推定されています。さて、ここで本題の地鶏とは何かという話です。一言で言うと地鶏とは、古くから日本で飼育されていた品種の血を引き、「地鶏肉の日本農林規格(特定JAS規格)」に基づいて飼育されてる鶏のことを言います。
もう少し詳しく説明すると、地鶏とは明治時代までに国内で成立、または導入され定着した鶏の品種( 特定JAS規格別表に定義された在来種 )の血を50%以上引き、地鶏肉の生産の方法についての基準に基づいて施行された定義に準じた方法で飼育された鶏ということになります。
その定義はちょっと説明しにくいのでブロイラーとの比較とともに表にまとめました。
地鶏に比べ増体に優れた肉用鶏といわれるもので、通常の飼育方法(資料内容、出荷日令等)と異なり工夫を加えた鶏のことを言います。
比較項目 | 地鶏 | ブロイラー |
血筋 | 在来種由来血液百分率が50%以上 | 肉用鶏で孵化後3ヶ月未満の鶏をいう |
飼育期間 | 孵化日から80日以上飼育 大和肉鶏は、120日以上(150日未満) | 孵化日から55~60日程度で出荷 |
飼育方法 | 28日齢以後平飼いで飼育 | 特定の基準なし |
飼育密度 | 28日齢以降1㎡当り10羽以下で飼育 | 特定の基準なし |
肉質 | 一般的に歯ごたえがありコクがある | 一般的に淡白でやわらかい |
大和肉鶏はニューハンプシャー種に名古屋種をかけ合わせた雌にシャモの雄をかけ合わせた鶏です。地鶏とは在来種の鶏の血液が50%以上入っており、飼育期間が80日以上、自由に運動出来る飼育方法で1㎡当り10羽以下で飼育した鶏を地鶏と呼びます。大和肉鶏ではシャモと名古屋種が在来種に当たります。(地鶏肉の日本農林規格(特定JAS規格)を満たしています。)
こだわりの味!!「大和肉鶏」
甘味、コク、肉しまり、適当な脂肪、赤味を帯びた色。
鶏の部位について
【成分比較表】
モモの筋肉中成分 | 大和肉鶏 | ブロイラー |
イノシン酸(μmol/g ) | 5.8 | 4.7 |
グルタミン(μmol/g ) | 3.32 | 2.15 |
グルコース(mg/g ) | 1.42 | 0.32 |
むね肉 の肉質は、柔らかく味は淡泊であっさりしています。
「イミダペプチド」抗疲労成分が豊富に含まれており、皮膚や粘膜の正常化の保持をしてくれます。
から揚げや茶碗蒸しの料理にもよく使われます。
【ヒナ飼育温度管理表】
週齢 | 温度 |
0 | 34℃~35℃ |
1 | 30℃~32℃ |
2 | 27℃~29℃ |
3 | 24℃~26℃ |
4 | 21℃~23℃ |
5 | 18℃~20℃ |
6 | 給温なし |
宇陀地区 | 廣井養鶏場 | 年間生産量 2,820羽 |
本業は、大和なでしこ卵を生産されていて、大和肉鶏は、2ヶ所に分けて順次飼育生産されています。
副代表 廣井 昌之
五條地区 | 樫塚養鶏場 | 年間生産量 21,170羽 |
ご自身で設備を開発、自動化を進め、メンテナンスを行っている。さらに養鶏場直売もされています。
代表 樫塚 凱一
五條地区 | 藤田ブロイラー | 年間生産量 6,080羽 |
21室の内7室で大和肉鶏を生産。
責任者 藤田 弘之
柳生地区 | 雅 chick farm | 年間生産量 18,350羽 |
5舎12室で大和肉鶏を生産。
吉野地区 | (有)フード三愛 | 年間生産量 15,190羽 |
生産及び荷受に7舎(各1室)を運用し、大和肉鶏の生産・販売を行っている。
その他 | 年間生産量 12,540羽 |